【健康コラム】肩こりや頭痛の原因は睡眠だった!?”自分にとって最高の睡眠”を見つける5つの方法
なんだか最近体が痛い/首コリや肩こりが治らない/ベッドを変えてから腰痛が…
その症状の原因は、”寝方”かもしれません!
今回は自分史上最高の睡眠を手に入れるための方法を解説していきます!また、睡眠中の体の状態や、睡眠が健康にとっていかに重要か深掘り解説していきます。
- 1.睡眠の質の重要性
- 2.”自分にとって最高の睡眠”を見つける○つの方法
- 3.反り腰改善〇〇トレーニング
- 4.快適な睡眠のための1日の過ごし方/li>
- 5.当院ができるサポート
- 6.まとめ
1.睡眠の質の重要性
①睡眠中に体がおこなっていること
睡眠中、私たちの体はさまざまな重要なプロセスを実行しています。睡眠は休息だけでなく、体の回復や調整のための重要な時間です。以下に、睡眠中に体が行っている主なプロセスをいくつか説明します。
ー細胞修復と成長ー
睡眠中、体は細胞修復と再生を促進します。成長ホルモンの分泌が活発化し、細胞が修復・再生されるため、傷ついた組織や細胞が回復します。これは特に子供や若い成人にとって重要です。
ー脳の整理と記憶の整理ー
脳は睡眠中に経験したことや学習したことを整理し、不要な情報を削除するプロセスを行います。これにより、日中に学んだことを長期的な記憶として保持しやすくなります。
ー免疫システムの強化ー
睡眠は免疫システムの正常な機能を維持するのに重要です。睡眠中に免疫システムは活発に働き、感染症や炎症に対する防御機能を強化します。
ーホルモンの調整ー
睡眠中には、さまざまなホルモンの分泌が調整されます。メラトニンなどのホルモンは、睡眠と覚醒のリズムを調整する役割を果たします。また、睡眠不足はレプチンとグレリンといった食欲関連ホルモンのバランスを崩し、食欲を増加させる可能性があります。
ー筋肉の緊張緩和ー
睡眠中、体の筋肉は緩和されます。これにより、日中の活動やストレスによって緊張した筋肉がリラックスし、肩こりや筋肉痛の緩和が図られることがあります。
ー心血管系の調整ー
睡眠中に心拍数や血圧が調整されます。十分な睡眠を取ることで、心血管系の健康を維持するのに役立ちます。
ー温度調節ー
睡眠中、体温はやや低下することがあります。体温の調節は体内時計と関連しており、睡眠の質やリズムに影響を与えます。
これらは睡眠中におこなわれる主なプロセスの一部です。良質な睡眠を確保することは、体の健康と調整において不可欠な要素です。十分な睡眠を取ることで、これらのプロセスが適切に実行され、健康を維持できるでしょう。
②寝不足が引き起こす症状
* 注意力と集中力の低下: 寝不足は、注意力や集中力の低下を引き起こすことがあります。仕事や学業において業務の遂行や学習が難しくなる可能性があります。
* 記憶力の低下: 良質な睡眠が不足すると、記憶の形成や整理がうまく行われなくなるため、記憶力の低下が起こることがあります。
* 情緒の不安定: 寝不足はイライラや不安、抑うつの症状を引き起こす可能性があります。感情のコントロールが難しくなることがあります。
* ストレスの増加: 寝不足はストレスホルモンの分泌を増加させることがあり、ストレスへの耐性を低下させる可能性があります。
* 免疫機能の低下: 十分な睡眠を取らないと、免疫機能が弱まり、感染症への耐性が低下することがあります。
* 身体の痛みや不快感: 寝不足は身体の筋肉や関節の緊張を増加させることがあり、肩こりや頭痛、筋肉痛などの症状を引き起こす可能性があります。
* 代謝の乱れ: 寝不足は代謝の乱れを引き起こすことがあり、体重管理に影響を与える可能性があります。
* 心血管系への影響: 寝不足は心拍数や血圧の上昇を引き起こすことがあり、心血管系の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
* 事故リスクの増加: 注意力や反応時間の低下により、運転や機械操作などでの事故リスクが増加する可能性があります。
* 生産性の低下: 寝不足によって業務の効率や生産性が低下することがあり、日常生活に影響を及ぼす可能性があります。
これらの症状や影響は、寝不足の程度や個人の体質によって異なる場合があります。一般的には、十分な質の良い睡眠を確保することが健康と幸福にとって重要です。寝不足が持続する場合は、医療専門家の助言を受けることがおすすめです。
③良質な睡眠が生む効果
良質な睡眠は、注意力と集中力の向上・記憶力の向上・情緒の安定・判断力の向上・創造性と問題解決能力の向上・免疫力の強化につながります。睡眠時間によって体の健康状態がいかに大切か、そして睡眠の重要性が実感できます。
2.”自分にとって最高の睡眠”を見つける5つの方法
①睡眠導入の習慣化
自分にとって最適な睡眠を見つけるための方法はさまざまですが、その中でも重要な方法の1つとして、「睡眠導入の習慣化」があります。以下に、この方法について詳しく説明します。睡眠導入の習慣を作ることで、リラックスしやすくなり、睡眠の質を向上させることができます。
❶定期的な就寝・起床時間の設定
毎日ほぼ同じ時間に寝る習慣をつけることで、体内時計を整え、睡眠リズムを安定させます。週末でもできるだけ同じ時間に起きるよう心がけましょう。
❷就寝前のリラックス
就寝前にリラックスする習慣を取り入れることで、ストレスを軽減し、眠りに入りやすくなります。リラックス法や深呼吸、軽いストレッチ、入浴などが効果的です。
❸静かな環境の整備
就寝前に静かな環境を整えることで、睡眠中の気配りを高めます。騒音を避けるためにイヤープラグやホワイトノイズを使用することも考慮してみてください。
❹スクリーンタイムの制限
スマートフォンやコンピュータの使用は、寝る直前に制限することが大切です。これらのデバイスから発せられるブルーライトは、メラトニンの分泌を妨げる可能性があります。また、ベッドの上でスマホを使用する時間が長いと脳がベッドの上での過ごし方としてスマホを使用し頭が冴えた状態と認識し習慣化してしまう場合があるので注意が必要です。
❺寝る前の食事と飲酒の制限
重い食事や大量の飲酒を就寝前に避けることで、胃の負担を軽減し、快適な睡眠を促進します。
②枕選び
良質な睡眠を実現するために、枕選びは非常に重要です。
ー枕の選び方ー
① 寝姿勢に合った枕の選択
あなたの主な寝姿勢に合った枕を選ぶことが重要です。例えば、背面寝の場合は首のカーブに合う枕、横向き寝の場合は首と肩をしっかりサポートする枕が適しています。
② 適切な高さと硬さ
枕の高さと硬さは個人差があります。あまり高すぎず低すぎず、適度な高さの枕を選びましょう。硬さも自分の快適な感触に合わせて選びます。
③ 快適な素材
枕の素材は、寝心地や通気性に影響を与えます。羽毛、羽毛布団、メモリフォーム、ラテックスなどの素材から選ぶことができます。自分の肌触りや好みに合った素材を選びましょう。
③マットレス選び
マットレス選びは睡眠中の筋肉の緊張度に大きく影響します。自分に合わないマットレスによって、肩こりだけでなく、首の痛みや腰痛を引き起こすきっかけにもなりかねません。
ーマットレスの選び方ー
❶自分の快適な寝方に合わせる
あなたの主な寝姿勢に合ったマットレスを選びましょう。背面寝、横向き寝、仰向け寝などに応じて、体の自然なカーブをサポートするマットレスが適しています。
❷適切な硬さ
マットレスの硬さは、体の重さや好みによって異なります。マットレスが柔らかすぎるとお尻が沈みその他の筋肉が緊張しやすくなります。逆に固すぎると腰や背中に隙間ができ、お尻だけで体を支えてしまうので、高齢者や腰痛持ちの人には向いていません。体が沈みすぎず、全面が触れるものがお勧めですが好みもありますので、しっかり試して購入しましょう。
④保温効果だけじゃない掛け布団の重要性
掛け布団は保温効果のほかに、下記のようなメリットがあります。
❶ 通気性
掛け布団は通気性が重要です。湿気や熱を適切に調整し、寝汗を逃がすことで、快適な睡眠環境を維持します。
❷ 快適な触感
掛け布団は直接肌に触れるため、肌触りの良い素材や質感を選ぶことで、安心感を得られ安眠効果があります。重さを変えることでも感覚が変わってきますので、自分に合う質感重さ大きさを選んでみましょう。
⑤体に優しい起床方法
快適な睡眠は起床方法も重要です。身体に優しい目覚め方によっていい1日のスタートができます。
・朝自然光が入る場所での睡眠
・アラームは自然音など優しい音
・ベットの上で指先からだんだん大きくゆっくり体を動かし伸ばす
3.快適な睡眠のための1日の過ごし方
体の生命維持に大きな役割を持っている自律神経。睡眠中は副交感神経という体をリラックス・回復させる神経が優位になりますが、働いている時、ストレスを感じる時、緊張している時に優位になり血流循環や代謝を上げてくれる交感神経が日中に優位になることでそのバランスは保たれています。
このバランスが崩れ、交感神経が優位な時間が長くなってしまうと、常に焦っていたりストレス状態が継続したり、夜眠れないと言った症状につながります。逆に1日何もせず副交感神経が優位な時間が長いと体のだるさや眠気、集中したいときにできない状態になってしまいます。
上記を踏まえて、快適な睡眠を取るためには、日中は体や頭をしっかり使い、夜はしっかり休むメリハリをつけた生活を送ることが重要です。
4.当院ができるサポート
当院では、「2|”自分にとって最高の睡眠”を見つける○つの方法」で紹介した中で、枕診断を専門的に行うことができます。
ーメディカルジャパンの枕診断ー
国家資格者により解剖学的に下記のポイントで評価
・首の筋肉の緊張具合
・呼吸音の確認
・横隔膜の動き
・血流測定
・自律神経測定
様々な枕の高さを試しながら、体の状態とご本人の快適さを伺いながら調整していきます。
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【安眠】質のいい睡眠ができる!国家資格者による安眠ケア指導
その他に、鍼灸・整骨、臨床家によるトレーニングで体の緊張を和らげ、歪みの少ない状態を作っていくこともできます。
専門家による評価で快適な体を作るための手段がより明確になります。アドバイスをもとに自分にとって必要な習慣改善やトレーニングをYouTubeなどで探す際の目安にもなりますので是非1度ご利用してみてください。
5.まとめ
健康にとって睡眠は必要不可欠です。いい睡眠を習慣化するために、睡眠前後の過ごし方や枕・マットレス選びを慎重に行い快適な体を目指しましょう!
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