男性不妊の主な種類

男性不妊には、精子の数や動きに関わるもの、精子の通り道に関わるもの、 性機能に関わるものなどがあります。

乏精子症 精子の数が少ない状態です。精液検査で精子濃度が低い場合に指摘されることがあります。
精子無力症 精子の運動率が低く、前に進む力が弱い状態です。精子が卵子まで到達しにくくなる原因の一つです。
無精子症 精液中に精子が確認できない状態です。精子がつくられていない場合と、精子の通り道に問題がある場合があります。
精索静脈瘤 精巣周囲の静脈に血液が滞り、精巣の環境に影響することがあります。男性不妊の原因として見つかることもあります。
ED 勃起の維持が難しく、夫婦生活や妊活のタイミングに影響することがあります。
ストレスや疲労、生活習慣が関係することもあります。

精液検査の結果が気になる場合や、ED、射精障害、精索静脈瘤などが疑われる場合は、 必要に応じて泌尿器科や不妊治療専門クリニックでの検査も大切です。 当クリニックでは、身体づくりや生活習慣の面から妊活をサポートします。

背景には、疲労・ストレス・姿勢・生活習慣があります

男性不妊の背景には、疲れやストレスに加えて、姿勢や身体の歪み、 食生活の偏り、運動不足などが考えられます。

対策として大切なのは、まず疲労をしっかり抜くこと。 そして、身体のバランスを整えることです。

  • ・ 慢性的な疲労を抜く
  • ・ 睡眠の質を整える
  • ・ 姿勢や骨格のバランスを見直す
  • ・ 運動不足を改善する
  • ・ 食事内容を整える
  • ・ 過度な飲酒や喫煙を見直す

それに伴い、正しい筋肉と体脂肪との関係、骨格の状態、 食事・生活習慣、禁煙・節酒なども重要になります。

当クリニックでは、整体により骨格や筋肉を調整し、 運動の効率と効果を高める身体づくりをサポートします。 また、自然食を中心とした食事指導やファスティングについてもご相談いただけます。

デスクワークによる猫背・筋力低下にも注意

普段デスクワークで働いている方は猫背になりやすく、 頭が前に傾いてしまうため、肩まわりの筋肉がこりやすくなります。

また、腹筋や体幹の筋肉が弱くなり、姿勢を支える力も低下しやすくなります。 姿勢の乱れは、肩こりや腰痛だけでなく、呼吸の浅さや疲れやすさにもつながります。

そういった身体の弱点に対して、インナーマッスルである「腸腰筋」や、 呼吸に必要な「横隔膜」にアプローチすることが大切です。

デスクワークによる猫背と体幹の低下

腸腰筋とは

腸腰筋は、腰から股関節にかけてつながるインナーマッスルです。 姿勢、骨盤の安定、歩行、股関節の動きに関わります。 デスクワークが長い方は、この筋肉が硬くなったり、うまく使えなくなったりすることがあります。

横隔膜とは

横隔膜は呼吸に関わる大きな筋肉です。 横隔膜がうまく働くと、深い呼吸がしやすくなり、 自律神経や体幹の安定にも関係します。

加圧トレーニングやピラティスは、姿勢・呼吸・体幹の使い方を整えるための選択肢の一つです。 身体の状態に合わせて無理なく取り入れることで、 疲れにくく、巡りのよい身体づくりを目指します。

食事のリズムと栄養バランスを見直す

食事のリズムや内容が偏ることも、身体にとって大きな負担になります。 健康を意識するあまり、あまりお肉を口にしない方もいらっしゃいます。

しかし、適量の脂質やたんぱく質は、身体を元気に保つためのホルモンの材料になります。 肉だけに偏る必要はありませんが、豚肉や鶏肉、魚、卵、大豆製品などを バランスよく取り入れることが大切です。

また、野菜、海藻、発酵食品、ナッツ類なども組み合わせながら、 妊活に向けた身体づくりを食事面から整えていきましょう。

  • たんぱく質:筋肉、血液、ホルモン、酵素など身体の材料になります。
  • 良質な脂質:ホルモンの材料として大切です。
  • 亜鉛:男性の健康維持に関わるミネラルです。
  • ビタミン類:身体の代謝やコンディション維持に関わります。
  • 水分:血流や代謝を保つために大切です。
男性妊活のための食事と栄養バランス

食事は、何か一つを多く摂ればよいというものではありません。 大切なのは、日々の食事のリズムと栄養バランスを整えることです。

まずは90日間を目安に、身体の土台を整える

働き盛りの男性は、疲労やストレスを抱えたまま日々を過ごしていることが多くあります。 しかし、精子の状態は日々の体調や生活習慣の影響を受けるため、 短期間で一気に変えるのではなく、一定期間をかけて身体を整えることが大切です。

当クリニックでは、細胞の新陳代謝や精子の状態の変化を考え、 まずは約90日間を目安に、血流、疲労、自律神経、姿勢、食事、運動習慣を整えていくことを おすすめしています。

90日間の身体づくりのイメージ

1ヶ月  睡眠、食事、疲労回復を整え、身体を休める習慣をつくります。
2ヶ月  整体、鍼灸、運動指導を組み合わせ、姿勢・血流・自律神経にアプローチします。
3ヶ月  身体の変化を確認しながら、妊活に向けた生活習慣を継続しやすい形に整えます。

90日間は「必ず数値が正常になる期間」ではありません。 身体の土台を整え、精子の状態に関わる生活習慣を見直すための目安として考えます。

当院での男性妊活サポート

男性不妊の背景には、疲労やストレス、姿勢の乱れ、血流や自律神経の乱れ、 運動不足、食生活の偏りなど、さまざまな要因が関係していることがあります。

当院では、整体・鍼灸・運動指導・生活指導を組み合わせ、 男性の妊活を「身体づくり」の面からサポートしています。 精子の状態だけを見るのではなく、疲労、姿勢、呼吸、血流、自律神経、生活習慣まで含めて、 身体全体のコンディションを整えていくことを大切にしています。

男性の場合、女性に比べてクリニックや鍼灸院へ相談する認識が薄く、 治療の優先順位が低くなり、一歩踏み出しにくいことも少なくありません。 しかし、まずは疲労を抜き、身体を整えることから始めることで、 仕事の効率や日々の過ごしやすさにもつながります。

自律神経診断のイメージ

当院では、現在の自律神経の活動状況を測る自律神経診断を行っています。 ストレスがどの程度溜まっているのか、身体にどのような特徴があるのかを確認し、 診断結果をもとに、運動・食事・睡眠などの生活習慣も評価しながら、 お一人おひとりに合わせた治療方針をご提案します。

症状の改善だけでなく、再発予防やリスク管理についても専門的にアドバイスし、 妊活に向けた身体の土台づくりをサポートします。

鍼灸|自律神経・血流・全身の巡りを整える

東洋医学では、疲労やストレスによって「気」や「血」の巡りが滞ると、 身体全体の働きが低下すると考えます。

鍼灸では、首肩、背中、腰、腹部、手足など全身の状態を確認しながら、 自律神経のバランスや血流に働きかけ、 疲労やストレスによる緊張を和らげることを目指します。

末端の血流だけでなく、内臓への血流や睡眠の質、胃腸の働きにも目を向け、 精巣・生殖器の働きを支える身体環境づくりを行います。

整体|骨格・筋肉・姿勢のバランスを整える

デスクワークが多い方は、猫背や巻き肩になりやすく、 頭が前に出た姿勢が続くことで、首・肩・腰に負担がかかります。 また、骨盤が後ろに倒れたり、体幹の筋肉がうまく使えなくなったりすると、 呼吸が浅くなり、疲れやすい身体につながることがあります。

整体では、背骨、骨盤、股関節、肩甲骨まわりの状態を確認し、 筋肉の緊張や姿勢の崩れを整えていきます。 身体のバランスを整えることで、疲れにくく、回復しやすい身体づくりを目指します。

妊活においても、肩こりや腰痛などの不調だけを見るのではなく、 骨格、筋肉、呼吸、血流、自律神経のつながりを考えながら、 身体全体のコンディションを整えることが大切です。

運動指導|腸腰筋・横隔膜・体幹機能にアプローチ

男性妊活では、ただ筋力をつけるだけでなく、 正しく身体を使える状態をつくることが重要です。

デスクワーク中心の生活では、インナーマッスルである腸腰筋や、 呼吸に関わる横隔膜、体幹を支える腹部の筋肉が働きにくくなることがあります。

当院では、身体の状態に合わせて、 ピラティスや加圧トレーニングなどを取り入れながら、 姿勢・呼吸・筋肉バランスの改善を目指します。 無理に激しい運動を行うのではなく、 疲れにくく、巡りのよい身体づくりをサポートします。

ピラティスや加圧による体幹トレーニング

生活指導|食事・睡眠・ストレスケアを見直す

食事のリズムや内容が偏ることも、身体にとって大きな負担になります。 健康を意識するあまり、肉や脂質を極端に避けてしまう方もいますが、 たんぱく質や良質な脂質は、身体づくりやホルモンの材料として大切です。

魚、卵、肉、大豆製品、野菜、海藻、ナッツ類、発酵食品などをバランスよく取り入れ、 妊活に向けた身体の土台を整えていきましょう。

また、睡眠不足、過度な飲酒、喫煙、運動不足、ストレスの蓄積なども、 男性のコンディションに影響します。 無理のない範囲から、生活習慣を整えていくことが大切です。

  • ・ 慢性的な疲労を抜く
  • ・ 睡眠の質を整える
  • ・ 姿勢や骨格のバランスを見直す
  • ・ 運動不足を改善する
  • ・ 食事内容を整える
  • ・ 過度な飲酒や喫煙を見直す

まずは身体の状態を知ることから

男性不妊のお悩みは、周囲に相談しづらく、後回しになりやすいものです。 しかし、妊活は女性だけが頑張るものではありません。

当院では、お子さまに恵まれないご夫婦に対して、 今何が必要なのか、何を大切にするべきなのかをしっかりお聞きした上で、 お身体の状態に合わせた治療プログラムを組み立てます。

まずは疲労を抜き、身体を整えることから始めてみませんか。 お身体の状態や生活習慣、ご夫婦のお悩みを丁寧にお伺いし、 今必要なケアをご提案いたします。

プレコンセプションケア

生涯のうちのプレコンセプションケアの位置づけ
WHOから引用・改変)

コンセプション(Conception)とは、お腹の中に新しい命をさずかること、受胎を意味します。

プレコンセプションケア(Preconception care)とは、将来の妊娠を考え女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うことです。

このケアが必要となるのは、妊娠を計画している女性だけではありません。女性やカップルがより健康になること、元気な赤ちゃんを授かるチャンスを増やすこと、さらに女性や将来の家族がより健康な生活を送れることを目指しています。

日本では、成育医療研究センターのプレコンセプションケアセンターで初めて開設されました。
プレコンセプションケアセンターでは、いつか妊娠を考える全ての女性とカップルが、あらゆる視点から現在の健康状態のチェックを受け、日々の生活や健康について各分野のスペシャリストたちに相談できることを目指し、特に、現在ご病気をお持ちの方や、小児期にご病気をお持ちだった方からの将来の妊娠・出産についてのご相談、なかなか妊娠しないカップル、妊娠してもこれまでに思うような結果が得られなかったカップルのご相談に力を入れています。

また、これまでに妊娠に関する情報が十分ではなかったご病気の妊娠・出産に関する情報を集め、全ての方に妊娠前に知っておいていただきたい最新の情報を、発信しています。

プレコンセプションケアを実施している協力施設

・東京慈恵会医科大学 産婦人科講座
・杏林大学医学部付属病院
・大阪医科大学附属病院
※ こちらの施設では、プレコンセプション相談外来のみ実施

参考文献

オンライン診療でED治療薬を処方

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