【美容コラム】反り腰のせいだった!?|便秘・肌荒れと姿勢の関係性
「昔から便秘がひどい、肌も荒れやすい…」
そんなみなさんは“反り腰”にも悩んでいませんか?
反り腰も便秘も特に女性に多い症状ですが、実はこの2つには深い関係があります。
今回は反り腰が与える体内への影響と体内環境を整えるための姿勢づくりについて紹介していきます♪
- 1.反り腰が与える内臓への影響
- 2.反り腰が誘発する症状
- 3.便秘と肌荒れ
- 4.反り腰改善方法と治療
1.反り腰が与える内臓への影響
反り腰は、腰痛症状や見た目へのデメリットを感じやすいですが、実は腸内環境にも大きく影響しています。
ー内臓圧迫ー
骨盤は本来内臓の受け皿となるようにまっすぐ立っていますが、反り腰の姿勢の場合は、骨盤が前傾し内臓が圧迫されながら、斜め下前方へ出てきます。
いわゆる”ぽっこりお腹”状態です。
内臓が圧迫されると、特に大腸は腰椎や仙椎の圧力に敏感で、腸のパフォーマンスが低下する可能性があります。腸の適切な運動が阻害されることで、便秘のリスクが高まります。
さらに、反り腰は背中の筋肉が緊張しお腹の筋肉が緩むことで骨盤が前傾しますが、これにより内臓を支えているインナーマッスルも低下し、胃下垂のように内臓の位置が変化してしまう可能性があります。
したがって、反り腰の状態が持続することは、便秘のリスクを高める可能性があります。
2.反り腰が誘発する症状
反り腰が誘発する症状は多岐にわたり、それによって健康にさまざまな問題が引き起こされる可能性があります。内臓圧迫による便秘や胃下垂について紹介しまいたがそれ以外の症状についてもここで紹介します。
①腰痛
反り腰は背骨周辺の筋肉に持続して力が入ったり、縮んだりした状態が続きます。 そのため、背中の筋肉や周辺の組織の血流が阻害され、痛みを引き起こす要因になります。 また反り腰の状態での動作は危険が伴います。常に背中の筋肉に負荷がかかっている状態なので、重いものを持った時など尚更に負担がかかります。慢性的な腰痛が治らない場合や、ぎっくり腰を繰り返す可能性があります。
②仙腸関節痛
骨盤は複数の骨で構成されています。中心にある仙骨とその左右に腸骨がついており、仙骨と腸骨は関節となって動くようになっています。しかし前傾する腰椎に付随するそれらの下部に負担がかかり、痛みが出てしまいます。
③坐骨神経痛
反り腰のように骨盤が前傾すると坐骨神経の上を通る”梨状筋”が緊張した状態になり、坐骨神経を圧迫、坐骨神経痛が生じます。
④姿勢の悪化・体型の変化
反り腰は、正しい姿勢を保つのが難しくなります。結果として、肩の前傾、頭部の前の位置など、他の姿勢の問題が発生する可能性があります。また、反り腰は身体の筋肉のつき方にも影響します。主に背中の筋肉を使って骨盤を前傾させるので、腹筋の筋力は低下し、お腹が前に出て、お尻が後ろにでます。また、骨盤は身体の中でも最も大きく重要な骨の集まりなので、前傾してしまうと重心も前側に変化します。この状態で毎日過ごすと体を支えるために前腿が発達してしまいます。これらの姿勢悪化、体型変化により本来は太っていなくても、太ったように感じてしまう場合があります。
⑤歩行や運動の制限
反り腰が進行すると痛みが発生し、日常生活に支障をきたすことがあります。
⑥肌荒れやむくみ
内臓圧迫や姿勢の歪みは身体の循環機能に悪影響を及ぼじます。特に下半身のむくみは骨盤の歪みがある可能性があります。反り腰と肌荒れについては次で詳しく解説します。
反り腰はさまざまな健康問題にも関与します。
3.便秘と肌荒れ
便秘と肌荒れの関係について説明します。これらの2つの健康問題は、身体の姿勢バランスと関連し相互に影響を及ぼすことがあります。反り腰は、腸を圧迫し、便秘を引き起こしやすくなります。便秘は以下の要因により肌荒れを引き起こします。
①毒素の蓄積
便秘は、腸内の便が正常に排出されずに腸内に滞留する状態です。これにより、体内の毒素や不要物質が腸内に滞留しやすくなります。これらの毒素は血流を介して他の部分に拡散する可能性があり、これが肌荒れの一因となります。
②栄養吸収の低下
便秘が長期間続くと、栄養吸収が低下する可能性があります。特に、ビタミンやミネラルの吸収が減少することが肌の健康に影響を及ぼすことがあります。
③ストレス
便秘に苦しむ人は、体内の不快感や不調によりストレスを感じることがあります。ストレスは肌の状態に影響を及ぼし、肌荒れのリスクを高めることがあります。
④免疫機能
腸内には免疫細胞が豊富に存在し、腸内環境が免疫機能に影響を与えます。便秘により腸内環境が乱れると、免疫機能が低下し、肌の健康に影響を及ぼす可能性があります。
したがって、便秘が長期間続くと、肌荒れのリスクが高まることがあります。便秘を解消し、正常な腸内環境を維持することは、肌の健康をサポートするために重要です。姿勢を改善し、適切な食事、水分摂取、運動、ストレス管理など、便秘を予防または改善するための方法を採用することが肌荒れの予防に役立ちます。
4.反り腰改善方法と治療
反り腰を改善するための方法と治療オプションは、個人の状況に応じて異なる場合がありますので、まずは専門家を受診することが大切です。
日常生活では、以下のことを試してみましょう!
1)姿勢の改善
反り腰を認識し、姿勢を整える必要があります。
専門家の評価を得て、適切な姿勢改善を目指しましょう。
2)筋力トレーニング
腹部の筋肉を強化するための適切な筋力トレーニングが効果的です。これにより、背骨のサポートが強化され、反り腰の症状が改善されることがあります。
3)体重管理
過体重や肥満が反り腰の原因となることがあります。適切な体重を維持することは、反り腰のリスクを軽減するのに役立ちます。
4)ストレッチと柔軟性の向上
日常的なストレッチやヨガを通じて、背中や腰部の柔軟性を向上させることが重要です。柔軟な筋肉と関節は、正しい姿勢の維持に役立ちます。
5)生活習慣の改善
長時間の座り仕事を行う場合、適切な椅子やデスクの使用、定期的な休憩、座りすぎの防止が大切です。
荷物を持つ際には、適切な姿勢で重量を分散させることが大切です。
6) 治療院でのメンテナンス
定期的に身体のバランスを整えることは大切です。
治療院での整骨や、筋肉バランスの調整をおすすめします。
特に腰痛を繰り返す場合はすぐに整骨院、治療院を受診しましょう。
ご自身で改善を試みて怪我をする場合もあります。
当院は国家資格を持つ臨床家が、患者さんの生活習慣と症状を丁寧にカウンセリングします。さらにAI姿勢診断を使用して、痛みを改善するための患部への直接的治療と、要因となる姿勢動作改善へのアプローチを行います。
お困りの方はご相談ください。
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