【健康コラム】緊張型頭痛|辛い症状を緩和するストレッチの紹介

◯締め付けられるような頭痛が数日続いている
◯頭痛だけでなく肩こりや首こりもある

上記のような頭痛の方は、“緊張性頭痛”かもしれません。
頭痛にお悩みの方は多くいらっしゃいますが、その多くが緊張性頭痛と言われています。

今回は、頭痛の種類や緊張性頭痛の特徴を解説し、症状を緩和するストレッチもご紹介します!

記事内容
  • 1.頭痛の種類
  • 2.緊張性頭痛とは?
  • 3.緊張型頭痛のためのストレッチ
  • 3.頭痛治療

1.頭痛の種類

ー頭痛の分類と原因ー

頭痛には「一次性頭痛」と「二次性頭痛」があります。

普段感じる頭痛の多くは、他に原因となる病気のない「一次性頭痛」です。
ストレスや肩こり、筋肉性の頭痛はこちらに該当します。

一方、病気などの原因によって引き起こされる頭痛は「二次性頭痛」といいます。
特に見逃すと危険性が高い病気、また医師のもとできちんと治療を受ける必要がある病気としては、くも膜下出血、脳腫瘍、慢性硬膜下出血、高血圧性脳症、副鼻腔炎、うつ病などがあります。

▼一次性頭痛について詳しく解説!▼
慢性的な頭痛として多くの人が発症する「一次性頭痛」。
一次性頭痛には大きく3つの種類に分けられます。
①片頭痛
②緊張型頭痛
③群発性頭痛
それぞれ頭痛を誘発する要因や対処法が異なります。
自分の頭痛はどのタイプにあたるのかを把握してそれに合った対策をとることが大切です。

日本では、3〜4人に1人が「頭痛持ち」と言われ、そのうち2200万人が緊張性頭痛、840万人が偏頭痛、1万人が群発頭痛といわれています。 さらに、くも膜下出血などによる頭痛は、毎年約 1万人〜 3万人に発生するとされています。

この中から今回は、筋緊張型頭痛にフォーカスしてお話ししていきます。

2.緊張性頭痛とは?

一次性頭痛のなかで最も多いとされるのが緊張型頭痛です。
ここでは、緊張型頭痛の特徴的な症状と原因、対処法の3つに分けて紹介します。

① 症状

後頭部、こめかみ、額を中心に頭重感や圧迫感または締めつけられるような痛みがジワジワと発生し、しばらく続きます。
光か音のどちらかに過敏になる人もいますが、偏頭痛のように吐き気や嘔吐が発生することはなく、体を動かした際に痛みが悪化することもありません。痛みの強さは軽度~中程度で、日常生活に支障が出ることは少ないようです。また、頭痛と同時に肩こりや首こりが現れることがよくあります。

〜痛みの特徴〜
頭部全体の痛み:
締め付けられるような圧迫感や緊張感が頭部全体に広がります。特に額や後頭部、頭皮が影響を受けやすいです。

鈍い痛みや圧迫感:
鋭い痛みではなく、鈍い痛みや圧迫感が特徴的です。この痛みが数日から数週間にわたって続くことがあります。

双側性の痛み:
通常、両側の頭部に均等に痛みが現れるため、双側性の特徴があります。

緊張性頭痛の症状は慢性的であり、日常生活や仕事に支障をきたすことがあります。特に長期間の痛みが続くと集中力の低下やイライラしてしまうことなどもあります。

② 原因

この頭痛を引き起こす原因としては次のようなことが考えられます。

1)ストレス(疲労・精神的ストレスなど)が要因となり頭、首、肩の筋肉の緊張によって引き起こす血行不良
2)顎関節症(あごの関節の異常)
3)長時間のデスクワークや不適切な姿勢が、首や肩の筋肉に負担をかける場合
4)運動不足
5)睡眠不足
6)眼精疲労

また世界中で、日常生活に支障を及ぼす頭痛を、最低 40%の人が経験すると言われています。
男性よりも女性のほうが頭痛の症状を訴えることが多く、筋緊張性頭痛の6割、片頭痛の8割が女性とされています。
女性が訴えることが多い頭痛の1つにPMS(生理前症候群)に伴うものがありますが、これは生理中にエストロゲンが血中から減少し、セロトニンに何らかの影響を与えて片頭痛を引き起こしやすくなるからではないかとも考えられています。

③対処法

緊張性頭痛の症状を和らげるためには、以下の対処法が役立つことがあります。ただし、症状が重い場合や継続する場合は、医師と相談することが重要です。

ーストレッチとリラックス法を取り入れるー
緊張性頭痛の方の多くが、肩や首の筋肉の緊張を持っています。日常的なストレッチで筋肉を緩めたり、深い呼吸や瞑想を通じてリラックスし、心身ともにストレスを軽減させることが重要です。

ー適切な姿勢の維持ー
デスクワーク中や長時間の座り仕事では、正しい姿勢を保つことが重要です。適切な椅子やデスクの高さを確認しましょう。
長時間の姿勢維持は全身の血行不良を引き起こしますが、その姿勢が悪い場合、さらに身体の一部に負担をかけ、強い痛みや複数の症状が同時に現れてしまう場合があります。正しい姿勢を意識し、休憩はこまめに取りましょう。

ー適度な運動ー
軽い有酸素運動や散歩が血行を促進し、筋肉の疲労を軽減します。ただし、激しい運動は避けるべきです。

ー十分な睡眠ー
充分な睡眠は体の回復に重要です。規則正しい睡眠習慣を確立し、良質な睡眠を心がけましょう。

ーストレス管理ー
ストレスを適切に管理することが大切です。趣味やリラックスできるアクティビティを取り入れ、定期的な休息を確保しましょう。
また、感情を抑えることが難しい状況や、感情を表現することができない状態は大きなストレスにつながり頭痛の原因となることがあります。
ご自身に合ったストレス解消法を見つけ管理を心がけてみましょう。

ー栄養バランスの取れた食事ー
適切な栄養を摂ることで、体のバランスが整い、頭痛の症状が緩和されることがあります。

症状が続く場合や重篤な場合は、医師に相談しましょう。専門家が適切な治療やアドバイスを提供してくれます。
これらの対処法を組み合わせて継続的に取り入れることで、緊張性頭痛の症状の軽減が期待できます。

3.緊張型頭痛のためのストレッチ

【頭痛】緊張型頭痛改善ストレッチ

今回は緊張型頭痛改善のためのストレッチを紹介!
緊張型頭痛改善を誘発する肩首の筋肉緊張を改善するストレッチです。
痛みを治したい方、慢性的に起こりやすい方への予防法として、ぜひ取り組んでみてください!

痛みがひどい場合や違和感を感じる場合は、無理をせず専門家への相談が必要です。また、ストレッチは個々の体調や状態によって異なるため、自分に合ったものを見つけることが重要です。

4.頭痛治療

ーメディカルジャパン西洋医学的アプローチー

頭痛はさまざまな要因から発症するため、マッサージだけでは、根本からの改善をする事はできません。運動によって首や肩の筋肉を柔軟にし、強化することや、首肩に負担がかからないよう正しい姿勢を維持することも大切です。また、初期の処置を間違えてしまうと症状悪化に繋がりかねません。頭痛は痛みに対してだけではなく、身体的・精神的ストレス・食事・生活習慣などを細かくチェックする必要があります。

①自律神経診断を用いた介入

メディカルジャパンでは頭痛を正しく判断するために自律神経の分析を行います。自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが崩れると様々な症状が起こり、正常に神経が機能しません。診断結果を元に、的確なアプローチと対策をしていきます。

②運動補助具を用いた介入

リアライン・コアは、体の中心(コア)を構成する骨盤と胸郭の歪みを整えるための運動補助具です。骨盤・胸郭に「歪み(非対称性)」が生じると、背骨全体だけでなく、肩や首、股関節の運動機能にも悪影響を及ぼす可能性があります。
リアライン・コアを装着して10分程度の簡単なエクササイズを行うことで、骨盤と胸郭の歪みを整え、背骨の「最適な運動パターン」を効果的に学習できます。

③立体動態波電気治療を用いた介入

ES-530の立体動態波を使い、細胞の活性化が期待できます。3次元刺激が可能な立体動態波によるフェイシャルケアです。3つの電極をお顔にあてて、中周波を立体的に交差させる事で皮膚表面、筋肉に刺激を与えます。表情筋(普段使っている筋肉、使っていない筋肉)を機械で動かして、体内深部から表面細胞への活性化を促しつつ、手(指)で触れないような深部までも刺激できるという事です。

④超音波検査を用いた介入

2Dエコー(超音波検査)を用いて検査をします。2Dエコーは筋肉、腱、靭帯などの軟部組織の観察に優れています。 レントゲンやCTには映らない痛みの原因、つまり観察が不可能なトリガーポイント、筋線維、靭帯、腱などの軟部組織が原因の場合、この2Dエコー(超音波検査)が大変有効です。

様々な要因を1つずつ丁寧に解決していくことにより、仕事やプライベートはもちろん、これからの長い人生をより良い方向性で送ることができます。
私たちは、頭痛による症状が解消に向かうために自宅でも行えるストレッチや体操をお伝えしていきます。他にも日常生活での食事・栄養指導・姿勢指導・運動指導までを行い、再発防止に努めていきます。 初めて頭痛症状が出てしまっている方はもちろん、今まで長く頭痛に悩んでいる方、治療を受けても数日で辛くなる方など、是非一度メディカルジャパンの治療を受けてみてください。

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