ネフローゼ症候群
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ネフローゼ症候群
背景・疫学
尿中に血漿タンパクが出てしまうため、その結果、むくみ(浮腫)が起こる疾患です。むくみは、低タンパク血症が起こるために血管の中の水分が減って血管の外に水分と塩分が増えるために起こる。
高度になると肺やお腹、さらに心臓や陰嚢にも水がたまる。また低タンパク血症は血液中のコレステロールも増やし、その他、腎不全、血栓症(肺梗塞、心筋梗塞、脳梗塞など)、感染症などを合併する危険性がある。
原因
膜性糸球体炎、糖尿病性腎症、IgA性腎症、自己免疫性のものなど、原因は様々。
腎臓自体に問題があるもの、全身症状があるものなど、機序により原因も分かれる。
一般的治療法
基本的には入院での治療が必要となる。続発性の場合は原因疾患の治療が行われる。タンパク質及び塩分の摂取制限があり、塩分であれば一日5~7g、摂取カロリーは35kcal/kg/日とする食事療法が取られる。参考文献
ネフローゼ症候群診療指針2012